2017年10月18日水曜日

ゴムバンド固定式のEdge標準マウントをタイラップ固定式に


 サイクリング時にメインで使っているEdge 800Jの内蔵バッテリーが、だいぶくたびれてきたことから始めた「全GPS・全自転車Edgeマウント化プロジェクト」が静かに進行中です(^ ^) ロードバイク・MTB・折り畳み自転車の三台にEdge用のマウントを装着し、持っている三台のGPS(Edge 800J/eTrex 30J/eTrex SUMMIT HC)のどれでも取り付けできるようにする一大?プロジェクトです。二台のeTrexの固定部を、Edge方式に変換するアダプターも自作しました。これで、自転車の方は着脱が容易で落下事故が一度もないEdge方式マウントだけを設置すれば事足ります。自転車で使用するには、このEdge方式は大変優れた構造だと思います。


Edgeに付属してくるマウントはちょっと心細い


 ガーミンのEdgeを買うとハンドルステムマウントが付属してきます。数万円もするサイクルコンピューターですが、付属のマウントはちょっとチープで、別のものを購入して使っている人も多いようです。ゴムバンドで固定する方式ですので、力を入れるとグラグラします。使用中に落下事故などの経験はありませんが、見た目や安心感は今一つです。

Edgeに付属してくるハンドル・ステム用マウント

一番利用頻度の高いロードバイクには、REC-MOUNTSのマウントをハンドルバーに装着しています。上にEdgeを、下にGoProやライト類が取り付けられる金属製のマウントです。かなり高価でしたが、重いものを取り付けても全くぐらつかず、非常に安心して利用できます。ハンドルバーよりも前方にGPSサイコンがセットされますので、視認性が向上するという利点もあります。

金属製のEdgeマウントは安心して利用できる

全てをEdge方式のマウントに統一するというプロジェクトですので、息子のお下がりのMTBにも、余っていたサードパーティ製のEdgeマウントを取り付けました。ハンドルバーから前方に突き出した形状はREC-MOUNTSのものと同じですが、樹脂製です。重いものはマウントできませんが、eTrexシリーズ程度であれば大丈夫でしょう。

MTBに取り付けた樹脂製Edgeマウント

もう一台は折り畳み自転車です。以前はこれで1日60キロ以上の距離を走り回っていました。ロードバイクを手に入れてからは、もっぱら近所の酒屋巡り専用自転車になっていますσ(^_^;) 自作した自転車用トートバッグが、ちょうどシートポストにぴったり固定できるため、これで旨い日本酒を探して走り回っています。もちろん遠距離の房総の酒蔵巡りはオートバイで行っていますが、近所の場合は渋滞が関係ない自転車の方が早くたどり着きます。

日本酒買い出し専用になってしまったσ(^_^;)折り畳み自転車

珍しい地酒を置いている酒屋を探しながら、裏道をウロウロするためにGPSは必須です。eTrex SUMMIT HC用のマウントを付けていましたが、三台のGPSのどれでも利用できるようにするため、Edge用マウントに交換します。


ゴムバンドではなくタイラップで固定したい


 Edge用のハンドルステムマウントにはサイズの異なるゴムバンドが何本か付いてきます。その中からちょうど良い長さのものを選んで固定しますが、強くひねったりするとマウントがぐらつきます。ゴムバンドの耐候性も気になるところです。ケイデンスセンサーなどの固定方法と同じように、タイラップで固定できれば安心感が増すはずです。

ゴムバンドでステムに固定したEdge付属マウント、ちょっと頼りない

色々なサードパーティ製Edgeマウントが発売されていますが、どれも結構な値段です。折り畳み自転車ではハンドルバーの真上でも特に問題ありませんので、高価なサードパーティ製Edgeマウントを購入せず、余っているEdge付属のハンドルステムマウントが有効利用できないか考えて見ました。

 この程度の大きさであれば、3Dプリントサービスでアタッチメントを自作しても安価にできます。ゴムバンド固定式のEdge付属ハンドルステムマウントをタイラップ固定式に変換できるアタッチメントを設計してみました。

Autodesk Fusion 360で設計中のタイラップ固定式アタッチメント

シンプルな構造の方が使いやすいので、Edge付属のハンドルステムマウントの上からかぶせるだけにしました。ゴムバンドを留めるための出っ張りを、リングで押さえるだけの構造です。

小型でシンプルな構造にできたタイラップ式アタッチメント

Edge付属マウントにはめてみるとぴったりです。ゴムバンドで留めたままでも、ゴムバンドなしでも、そのまま上からアタッチメントをはめ込めば、タイラップで固定することができます。

Edge付属マウントの上からかぶせてタイラップで固定


三台の自転車全てにEdgeマウントが取り付け完了


 折り畳み自転車のハンドル中央に、このアタッチメントを利用してEdgeマウントをタイラップで固定しました。強くひねってもゴムバンドのようにぐらつくことはありません。

Edgeハンドルステムマウントをタイラップで折り畳み自転車に固定

単三電池二本を使用するため、Edgeよりも重量のあるeTrexですが、マウントがタイラップでガッチリとハンドルに固定できているので、安定して取り付けできました。

タイラップで固定したEdgeハンドルステムマウントにeTrex SUMMIT HCがしっかりセットできた

これで自分用の三台の自転車どれにでも、三台のガーミンGPSの好きなものを取り付けることができるようになりました(^ ^)/ メインで使っているEdge 800Jのバッテリー持続時間が心細くなっているので、長距離を走る場合にはeTrex 30Jを、地図の見易いeTrex SUMMIT HCは近所の酒屋巡りにと、便利に使い分けができそうです。

三種のGPSを自由に選んで、三台の自転車で利用可能になった

アウトドア専用のeTrex SUMMIT HCにはケイデンスや心拍センサー接続機能がありませんし、サイクリングも考慮されているeTrex 30Jでも温度センサーは内蔵されていません。夏場には気温を計測しながら走行することも多いため、その場合はEdge 800Jを使用する予定です。TPOに合わせたGPSデバイスが簡単に利用可能になりました。ますます便利になった自転車用GPS利用環境で、さらに快適な自転車生活が送れそうです(^ ^)


DMM.makeクリエイターズマーケットから入手可能です


 こちらで紹介している自作アタッチメントは3DプリントサービスのDMM.makeクリエイターズマーケット「GARMIN Edge付属のハンドルステムマウントをタイラップ固定式にするアタッチメント」から入手可能です。白以外の色も選べますので、黒にすれば目立たなくなります(追加費用がかかるのが玉に瑕ですが....)。Edge付属のハンドルステムマウントが余っている方は是非一度ご検討ください。



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