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2015年10月26日月曜日

だから二輪旅 三つのアクションカメラで紅葉を激写しながら赤城山バイクツーリング


 「紅葉撮影なのにバイクで?」といういつもの問いに、「山の風や冷気も一緒に撮れるからさ」と答えていざ出発。今回は群馬県の赤城山に行ってみました。

 往路は北関東自動車道の波志江スマートICから県道4号を経由して赤城山を目指します。気温は20度を切り、高速で風に吹かれながらバイクに乗っているとかなり寒さを感じます。今回は三つのアクションカメラ(ウェアラブルカメラ)を同時に使用して、紅葉シーンをバイクから撮影しました。使用したカメラと取り付け位置は以下の通りです。

GoPro HERO4 Session(フォロントフォーク)


GoPro HERO3+(左側グラブバー)


Panasonic HX-A1H(ヘルメット横左側)



バイクへの取り付け方法詳細についてはこちらの「マウントの鬼」編をどうぞ。

 山の紅葉は標高によってだいぶ状況が変わります。格安の携帯型GPSロガーで位置と標高を記録しながら撮影を行いました。昨年の10月初旬にも赤城山を訪れたことがあります。その時は直前に襲来した台風の影響で、紅葉が盛りになる前に葉っぱが落ちてしまい何となく寂しい景色でした。今年はそんなことはなさそうです。

 標高500メートル付近でカメラをセットし、走りながら紅葉を楽しみました。標高1,000mを超えたあたりから木々が色づき始め、1,200mを過ぎると見事な紅葉の連続となります。前日が雨だったのか、しっとりと濡れた木の葉が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

 それぞれのカメラ据え付け位置から撮れる映像には特徴があり、それを活かした使用方法が求められます。ヘルメット横からは運転者の視線に近い映像が撮れます。バイクがあまり写りこまず、前方の風景全体が見渡せます。カーブでバイクが傾いても、ライダーの頭部はそれほど傾きませんので画像は安定しています。ただし、安全確認などで視線を左右に動かすと頭部と共にカメラが振られてしまうのが難点です。

ヘルメットのA1Hは前方全体が写せます

フロントフォーク部にネジ止めしたGoPro HERO4 Sessionはバイクの細かい振動の影響を最も受けにくく、バイクからの映像では最も安定しています。タイヤとフェンダーが映ってしまうのが難点ですが、前方の景色を忠実に記録するのに向いています。さらに路面に近い低い位置からの撮影はスピード感を出すには効果的な場所です。実際、ヘルメット横からの映像と比べると同じ速度でも感じ方は全く異なります。

フロントフォークのSessionはブレの少ない安定した景色が撮れます

グラブバーに取り付けたGoPro HERO3+は横方向も含めた景色が綺麗に撮れます。バイクとライダーも画像に入ってしまいますが、かえってバイクらしい構図です。音声は持っているカメラの中でHERO3+が一番良く録れるため、編集時の音声はここから拾っています。シフトエンジンの音やロードノイズなども録音可能です。

グラブバーのHERO3+は斜め横方向の景色をバイクらしい構図で撮れます

 県道4号の最高地点には白樺牧場が広がっていました。ここまで登ってくると木の葉はかなり散っていて、紅葉は少し趣が変わってきます。周りの山々の山頂部はもうすっかり落葉していました。

県道4号沿いにある白樺牧場の入り口

ここから少し下って、大沼まで行ってきました。赤城山には二つの沼があり、大きい方が大沼、小さい方が小沼です。それぞれ「おの」、「この」と読むのが正しいようです。

大沼に突き出た赤城神社

赤城山に到着ですが、地図を見ても赤城山という山頂はありません。この山塊の最高峰は1,827mの黒檜山です。この界隈全体で赤城山と呼ばれているそうです。

大沼の「おのこ駐車場」から見る黒檜山(左)

駐車場から南西方向に目をやると標高1,674mの地蔵岳も間近に見えます。

すぐ近くに地蔵岳

 収録してきた三つのカメラの動画を使ってマルチカム編集を行いました。同時に収録された三つの画像の中から、紅葉が綺麗に撮れているアングルを選びながら編集してあります。標高により紅葉の進み具合が変わりますので、GPSロガーで記録された標高もスピードメータと一緒に画面に合成表示してあります。GPSで計測した標高は誤差が大きいのですが参考にはなると思います。




2015年10月12日月曜日

だから二輪旅 栃木県と福島県を結ぶ県道290号那須甲子線秋のバイクツーリング


 「車もあるのになんでバイクで行くの?」といういつもの問いに、「高原の秋の風を体で感じるためさ」と答えていざ出発。

 今回は、那須岳へ紅葉を撮影に行った帰りに少し足を伸ばして福島県につながる県道290号那須甲子線(なすかしせん)をバイクで走ってきました。


標高が1,000メートル前後の高原を走るワインディングロードです。2008年まで那須甲子有料道路として使われていただけあって、走りやすく眺望の良い道路でした。

 風はありますが雲が吹き飛ばされて上々の青空です。ところどころ紅葉も始まっていました。せっかく景色の良い場所を走るのですから、ビデオ撮影をしようと準備しました。GoPro HERO3+をバイクのグラブバーに取り付け、左側前方の景色を狙います。進行方向全体の映像はヘルメットの横に取り付けたパナソニックHX-A1Hで記録しました。

バイクのグラブバーに取り付けたGoProの画像

 A1Hの録音はモノラルで風の吹かれに弱いため、編集時はGoProの音声だけを利用。二つの動画ファイルの同期を取ってFinal Cut Pro Xでマルチカム編集しました。前作「マルチカム編集による那須岳紅葉バイクツーリング」に続く二作目です。バイクジャケットの胸ポケットに入れっぱなしにしておいた格安の小型GPSロガー(CANMORE GP-102+)が記録した軌跡ログを利用して、動画に速度・標高・ルートを合成表示してあります。
 マルチカム撮影による二つのアングルの映像とGPSデータの表示で、普通の動画を見るよりはバイクツーリングの臨場感が増しているのではないかと期待しています。




2015年10月8日木曜日

だから二輪旅 紅葉真っ盛りの那須岳(茶臼岳)へバイクで撮影ツーリング


 「車もあるのにどうしてバイクで?」とのいつもの問いに、「ライダー視線の紅葉を撮影するためさ...」と答えていざ出発。

 急に朝夕肌寒くなりました。標高の高いところは既に紅葉が楽しめると聞き、那須の茶臼岳に行ってみました。東北自動車道の那須ICから県道17号那須高原線を使えば登山口のある峠の茶屋駐車場まで簡単にアクセスできます。

登山口のある峠の茶屋駐車場

峠の茶屋の少し手前には那須ロープウェイの山麓駅があり、登山者でなくても山頂付近まで一気にロープウェイで登ることができます。気になるのは茶臼岳がいまも噴煙を上げている活火山だということです。噴火警戒レベルは1の「活火山であることに留意」の状態ですが、御嶽山も同じ状況で大きな噴火災害が発生しました。火山は怖いですね。

那須ロープウェイを使えば簡単に登れます

 平日にもかかわらず県道17号はかなり渋滞していました。那須温泉辺りから混み始め、途中の観光スポットでは駐車場が一杯になっています。ロープウェイ乗り場の駐車場に入るための観光バスが何台も連なっていて、なかなか先に進めません。重たいクラッチの大型バイクで、のろのろと長い上り坂を進むのはかなり辛いものがあります。最高地点にある峠の茶屋手前でも駐車場待ちの車が列をなしていました。休日はもっと混むのでしょうが、平日でも観光地が人で溢れかえる今の日本に驚きです。

たくさんのシニアが紅葉の中の登山を楽しんでいました

 ロープェイに乗って山頂付近まで行ってみようと思っていましたが、山麓駅の混雑を見てあきらめました。代わりに峠の茶屋駐車場から一時間ほど登って、剣ヶ峰や朝日岳がよく見える鞍部まで行ってみました。

岩肌に生えたナナカマド(?)の赤が見事です

那須岳の主峰である茶臼岳は火山ガスの影響で緑はありません。荒涼たる火口を見上げることができました。やっぱり山頂まで登ってみたいですね。

茶臼岳の火口が見えます

ナナカマドの赤色、ダケカンバの黄色、その下にササの緑が広がるこの時期の紅葉は見事と言う他ありません。この時期に観光客が集中するのも頷けます。

中腹から見下ろした景色も絶景でした

 以前から使用していたGoProに加え、二台目のアクションカメラとしてパナソニックのHX-A1Hを購入していました。今回この二台を使って那須の紅葉をマルチカム撮影してみました。ヘルメットの横にA1Hを取り付け前方を狙います。GoProはバイクのグラブバーにスポーツマンマウントで固定。那須岳への往路(登り)では両方のカメラを前方に向け、二台で山の紅葉を狙います。GoProはコーナリング中でも景色が映るように少し外側を向かせました。

ヘルメット横に取り付けたパナソニックA1Hの画像

帰り(下り)はグラブバーのGoProを後ろ向きに取り付けました。遠ざかる那須岳を撮影しようという魂胆です。

バイクのグラブバーに後ろ向きに取り付けたGoProの画像

同時に二つの動画が記録できますので、Final Cut Pro Xのマルチカム編集機能を利用して自由にアングルを切り替えられます。音声はGoProの方がステレオではるかにクリアに録音できますので、全編を通してGoProの音声を利用しています。二つのクリップの同期を取るのが多少面倒でした。録画の開始時間が同じではありませんから、なんとかして同期させる必要があります。FCPXには音声による自動同期機能がありますが、うまくいきませんでした。バイクのエンジンをかける音を目安にして両方のクリップにマーク。そのマークを使って同期を取ることができました。マルチカム編集の習作です。よろしければご覧下さい。




2015年5月27日水曜日

だから二輪旅 富士山からの清らかな湧水が見事な柿田川へバイクでGO


 「車もあるのにどうしてバイクで?」とのいつもの問いに、「駐車場入りやすいし、大抵無料だから」とあっけらかんと答えていざ出発。

 清らかな川の流れを見ていると心が洗われるような気がします。テレビでよく紹介されている柿田川にバイクで行ってみました。地図で調べてみると三島から少し先の国道1号沿いに柿田川公園があり、駐車場も完備されています。アクセスの良さは抜群ですが、こんな街中に本当にあるのかと到着まで半信半疑でした。

柿田川公園入り口、本当に国道1号の真横にあります

バイクは無料で停められました。公園内に「わき間」と呼ばれる湧水ポイントが何箇所もあります。その間を遊歩道が結んでいて、気持ちの良い散策が楽しめます。

わき間の一つ、透明度は抜群です

わき間の底の砂がしきりに動いているのが見えます。地下から砂を通って清らかな水が湧き出しているからです。それにしてもすごい透明度。水面や底の砂が動いていなかったら、まるで何もない空間に見えそうです。同じようなわき間があちらこちらにあり、全体で一日百万立方メートルもの湧き水が出ているそうです。

別のわき間

柿田川の水源はほぼ全てがこの湧き水だそうです。富士山に降った雨や雪解け水が地下に浸透し、約40キロ離れたこの場所に十年の歳月をかけて湧き出すとのこと。綺麗なはずです。わき間からの湧水を集めて柿田川は立派な流れになっていました。

立派な流れの柿田川、川の途中からも水が噴き出しています

いまでこそ清流が楽しめる場所になっていますが、かつては水資源を求めて進出した工場の排水汚染やコンクリートによる護岸工事、生活排水の流入で魚も住めない状態だったそうです。地元有志の方々によるナショナルトラスト運動の成果により、このような美しい姿が戻ったと聞き頭の下がる思いです。

帰路、新東名を使ってみました

 往路は厚木から箱根を越えてきましたので、帰路に新東名高速を初めて走ってみました。建設中止とか言われていたように記憶していますが、いつの間にか出来上がっていたのですね。確かに立派な走りやすい道でした。設計速度も120キロ以上のようですが、制限速度は相変わらず100キロのまま。エンジンの性能が上がり、いまや軽乗用車ですら100キロ以上の速度で追い越し車線を走っています。この道を制限速度で走り続けるには相当な忍耐力が必要だと感じました。
 それにしても新東名はかなり空いていました。どのくらいの建設費がかかったのか知りませんが、柿田川の自然を守るために有志の方々が集めたお金とは比べようもない額なんでしょうね、きっと。



だいぶ経ってから動画を編集してみました


 旅行中に撮影した動画や写真を眺めていたら動画にまとめてみたくなりました。えらい時間が経過してしまいましたが、当時の思い出を再現したバイク旅動画です。同時に訪れた三保の松原も入れてあります。


(2017年11月21日追記)



2015年5月19日火曜日

だから二輪旅 バンジージャンプの竜神大吊橋と涼しい地下神殿が広がる大谷資料館へ


 「車もあるのにどうしてバイクで?」とのいつもの問いに、「同じバイクに乗っている好き者が大勢集まるから」と答えていざ出発。

 ツインリンクもてぎで開催されたCB Owner's Meetingに参加後、袋田の滝で一泊し、竜神大吊橋大谷資料館に行ってみました。竜神大吊橋は竜神ダム湖水面から100mの高所に架けられた長さ375mの歩行者専用橋です。有料ですが、橋から眺める竜神峡谷の景観は目を見張るものがあります。

新緑の中の竜神大吊橋とたくさんの鯉のぼり

橋のたもとで写真を撮っていると、多くの人が一点を見つめています。何かなと目をこらすと橋の真ん中にロープをつけた人が立っています。バンジージャンプです。昨年から始まったようですが、ダム湖から100mの高さがある橋から飛び降りるのは相当怖そう。一回一万五千円だそうですが、やりますか?

ロープの先端に万歳した人がぶら下がっています(小さくてごめんなさい)

 次に訪れたのが宇都宮市大谷町にある大谷資料館。大谷といえば小学校の時に習った大谷石を思い出します。ここは大谷石採掘場跡を見学することができます。

大谷資料館

1919年(大正8年)から約70年間採掘されて出来上がった巨大な地下空間に驚きます。坑内は一年を通して平均気温8度と冷涼で、夏の薄着で見学に来た人にはブランケットの貸し出しもあるほどです。掘りやすく、加工しやすい大谷石は大いに利用されたようで、確かに家の近所でもよく目にします。地下空間は2万平方メートルもあり、野球場が入ってしまうほどの広さだそうです。

神秘的な地下空間が広がっています

涼しく静まり返った広大な地下空間を活かして、コンサートや映画、プロモーションビデオの撮影なども行われている場所です。確かこここならどんな大音量を出しても近所迷惑にはなりませんね。

芸術作品も展示されていました


バンジージャンプをテレビ東京のWBS「The行列」で特集してた


 平日夜11時からのWBS(ワールド・ビジネス・サテライト)で竜神大吊橋のバンジージャンプを放映してました。東日本大震災の影響で観光客が激減したのを機に、賑わいを取り戻すために始まったそうです。知りませんでした。週末は一回一万五千円の料金にもかかわらず男女の若者グループが集まっているようです。飛び降りるシーンをテレビで何度も見ていて、いい年したオヤジですが一度はやってみたいような気もしてきました。

(2015年12月11日追記)


2015年4月28日火曜日

だから二輪旅 連休前の夏日に芝ざくら見学(市貝町芝ざくら公園)


 「車もあるのにどうしてバイクで?」といういつもの問いに、「新緑を吹き抜ける風を感じるためさ...」と答えていざ出発。

 いや〜暑い! まだ四月だというのに25度を超えています。信号待ちの間、バイクのエンジンの熱気で汗が滴り落ちてきます。連休に入る前に芝ざくらを見に行こうと思い立ち、行き先を検討しました。有名な秩父の羊山公園は混雑しそうだったので、栃木県にある市貝町芝ざくら公園に行ってみました。何度か訪れているツインリンクもてぎに近いため、土地勘はあります。常磐自動車道経由で渋滞もなく現地に到着。駐車場は入場待ちの車の列が出来ていましたが、バイクはその横をすり抜けて二輪車専用駐車場へ。バイクで良かったと感じる瞬間です。

斜面に芝ざくらがいっぱい

 満開までもう少しといった状況です。近くで見ると隙間の土や葉の緑が目立ちましたが、展望代から遠目に見る全景はやっぱり見事です。

連休前のため人出はそれほどではありません

色のグラデーションが綺麗です

 益子や笠間が近いためか、陶器の露店が複数出ていました。洒落た酒器がありましたが、バイクのためパス。こんな時は車だったらなと思います。

陶器の露店が複数出ていました

 あと数日で満開です。のどかな北関東の田舎道が、明日の連休開始から車で大渋滞だそうです。これから行かれる方は覚悟してお出かけください。


2015年3月14日土曜日

だから二輪旅 まだまだ寒い早春の西伊豆ツーリング(GoProと共に)


 「車もあるのにどうしてバイクで?」といういつもの問いに、「西伊豆の春を体で感じるためさ...」と答えていざ出発。

 車では何度か訪れたことのある西伊豆にバイクで行ってみました。低気圧の影響で強風が吹き荒れ、真っ直ぐに走れないような状況でしたが雲が飛ばされて天気は上々です。

西伊豆の菜の花と海

 車ではいつもターンパイクを使っていましたが、ゆっくり走ってみようと思い国道1号をのんびり走行。途中箱根峠に差し掛かると、今まで10度前後だった気温が一挙に2度まで下がりました。寒いはずです。道路標識を見ると国道一号の最高地点とあります。

国道一号最高地点

 有名な河津桜は盛りを過ぎていました。一般的なソメイヨシノの開花時期とは明らかに違います。桜って面白いですね。

河津町の桜

 ♪「天城〜越え」で有名な旧道の天城トンネルも走ってみました。平日ですが車やバイクが結構来ていて驚きです。

天城トンネル入口

 下田で一泊。宿から見える景色はまるで南国リゾートのようです。伊豆はどことなく異国情緒が感じられ、旅の気分を盛り上げてくれます。朝早くからサーファー達が波乗りに来ていました。

宿から見えるビーチの景色

 翌日は石廊崎を皮切りに西伊豆を巡りました。平日にもかかわらず若い人が多いのは春休みシーズンに入ったからでしょう。「石廊崎」が読めず、仲間内でワイワイやっている女子のグループには笑えました。それにしても石廊崎は絶景です。強風のため観光船は運休でしたが、灯台まで歩き断崖の絶景を堪能しました。

まさに絶景、そんな中に神社(左下)があるのも驚き

 家族では何度も訪れたことのある西伊豆です。今回はバイクの一人旅ですので、行ったことのないところに敢えて行ってみました。国道136号から外れた波勝崎は野猿の生息地で、海沿いの峡谷に住む猿の群れを見ることができます。こんなところに野生の猿がいるのかと驚きましたが、小猿もたくさんいて大きな群れになっていました。

強風の中、小猿をかばう母ザルの姿が愛おしい

 しばらく行くと雲見温泉です。ここは国道から少しだけ断崖を下ると海岸に露天風呂があり、海水浴も温泉も一度に楽しめます。もちろんどちらも無料。駐車できる場所さえ確保できれば、夏は一日たっぷり楽しめます。西伊豆で綺麗な海を堪能して冷えた体を天然温泉で温められる最高の場所で、我が家も西伊豆に来ると必ず立ち寄ります。

奥に見えるのは雲見の牛着岩、有名なダイビングスポット

 さらに西伊豆を北上しました。黄金崎では馬に見える岩があります。どうですか?

確かに馬の頭部から体に見えますね

 西伊豆を訪れるには沼津から南下するコースと下田から北上するコースがあります。天気のいい日は北上コースを選べば、いろいろな場所から雄大な富士山を拝むことができるのでお勧めです。

戸田(へだ)から見えた富士山

まだ少し寒さを感じましたが、綺麗な海と道路沿いの花々、そして快晴の中の雄大な富士山が心を躍らせてくれた西伊豆のバイクツーリングでした。帰る途中、GoProをフロントフォークに取り付けて国道一号箱根峠の走行シーンを撮影してみました。



2014年12月4日木曜日

だから二輪旅 もみじロードの紅葉と手作りのいちはら市民の森イルミネーションに感動


 「こんなに寒い日に車もあるのにどうしてバイク?」とのいつもの問いに、「寒いからこそバイクなのさ...」と答えていざ出発。

 急に冷え込んだ水曜日、そろそろ房総の紅葉も見頃だろうと思いバイクでもみじロードに行ってみました。気温が10度前後だったので高速道路ではかなり辛いだろうと覚悟して出かけましたが、ユニクロの防寒ズボンとダウンジャケットをバイク用のアウターの中に着込んだらほとんど寒さを感じません。恐るべしユニクロのコストパフォーマンスの高さです。

もみじロード入り口

平日にもかかわらず結構な数のクルマやバイクが通り過ぎていきます。景色に夢中になって停車するのか走るのか予測のつかないクルマも多く気を使います。

紅葉は少し最盛期を過ぎています

もみじロードは房総の志駒川沿いを走る車道から紅葉したもみじを楽しめるところです。両側の山や谷の規模があまり大きくはないので、例えば丹波山村を通り抜ける国道411号線沿いの谷間の紅葉と比べるととてもこぢんまりとしています。バイクで走ると15分くらいで通り抜けてしまいましたので三回も行ったり来たりして楽しみました。

 帰りにいちはら市民の森に立ち寄ってみました。以前偶然に訪れた日がイルミネーション点灯式の日だったのですが、日没を待たずに帰宅してしまいました。今回は点灯時間の5時を目指しての訪問です。

見事なイルミネーション

平日夕方にもかかわらず大勢の人が集まっています。真っ暗な中で点灯へのカウントダウンが始まり、5時丁度に一斉にLEDが点滅し始めると会場にどよめきが起こりました。この規模になると圧巻です。( いちはら市民の森イルミネーション点灯の瞬間をYouTubeにアップロードしました)


会場の準備から毎晩の運営、駐車場の整理まで市民の皆さんがやっておられるとのこと。頭が下がります。12月27日まで毎晩見られます。クリスマスイブはさぞやカップルで賑わうことでしょうね。



「いちはら市民の森」が「いちはらクオードの森」になってました


 後日バイクで近くを通りかかったら入口の看板が変わっていました。帰宅後にネットで調べてみると、命名権の売却により2015年1月1日から5年間「いちはらクオードの森」と呼ばれるようになったとの記事を見つけました。命名権料は年間100万円だそうで、財政の厳しい地方自治体にはありがたい収入でしょう。

(2015年9月9日追記)


2014年11月26日水曜日

大渋滞の養老渓谷を諦めていちはら市民の森に紅葉を見に行きました


 生まれて初めてのブログ投稿です。お見苦しい点がございましたらお許しください。
紅葉前線が南下し、日帰りのバイクツーリングで房総の紅葉を見に行ってきました。23日(日)勤労感謝の日にCB1300に乗り、有名な養老渓谷を目指して県道81号(清澄養老ライン)を快調に走り出したのですが、目的地のだいぶ手前から大渋滞していました。

清澄養老ライン(県道81号)の養老渓谷方面は大渋滞

ほとんど動かなくなった場所から養老渓谷までは、さらに5〜6キロはありそうです。慣れない大型バイクで渋滞の中を、ストップ・アンド・ゴーを繰り返す自信がありません。諦めてUターンしました。小湊鉄道の月崎駅付近まで行くと、道路の脇に「いちはら市民の森」という看板が出ていたので立ち寄ってみることにしました。

養老渓谷を諦めていちはら市民の森に目的地を変更


いちはら市民の森は紅葉もイルミネーションも楽しめる


 これが大正解。広い駐車場にもスムーズに入れ、紅葉の具合も写真の通りバッチリでした。もみじの赤が見事です。

紅葉がちょうど見頃のいちはら市民の森

自然を生かした広い公園になっていて、散歩が楽しめます。房総特有の地層がむき出しになっている場所が所々にあり、手掘りのトンネルを通って奥へ進みます。

柔らかい地層を手掘りしたトンネルがたくさんある

 さらにこの日はLEDによるイルミネーションの点灯式が開催される日でした。地元の学生による合唱などのイベントが組まれています。広い池の中や、周りの高台にはたくさんのLEDが飾り付けられていて、ちょうど地元の人たちが点灯式の準備に追われている最中でした。

地元の人たちがイルミネーション点灯の準備に追われていた

 この日は残念ながら暗くなるまで待てなかったため、イルミネーションの点灯を待たずに帰宅。12月27日まで毎晩見られるようですので、再度GoProと三脚を持って行ってみようと思います。夜見たらきっと綺麗でしょうね。

行きも帰りも幹線道路は大渋滞していましたが、いつもの裏道を使って何とか無事帰宅しました。混雑を避けて紅葉とイルミネーションが楽しめる、良いツーリング先を見つけてしまった二輪旅です。



養老渓谷手前の渋滞末尾に危うく突っ込むところでした


 養老渓谷を目指して県道81号を当初快調に走っていたのですが、ブラインドカーブを抜けた途端、渋滞で止まっている車が目に飛び込んできました。車体を起こすと同時に急ブレーキをかけ、さらに追突の可能性を少しでも下げるために、とっさに反対車線側にふくらんでいました。ABSが動作していたのかどうか感じる余裕もなく、必死でブレーキをかけ続けたところ、最後尾の車の直前で停止することができました。危なかった〜。冷や汗ものでした。後日、動画を整理していたらヘルメットに取り付けたGoProがその時の様子を記録していました。


何とか追突は避けられましたが、対向車が来ていたら正面衝突していたかもしれません。ブラインドカーブでは速度を落とすという、当たり前のことを改めて肝に命じることになった出来事でした。

(2017年5月16日追記)